Yuki Nishibori | Yuta Hasumi |
N「茨城はまだ寒いですがロンドンはどうですか?」
H「ロンドンもまだまだ10℃いかない日が続いています。わが家の犬フジも茨城生まれなんですよ」
N「茨城生まれならきっといい子でしょうね」
H「今回は西堀さんとうちのフジのふたりゴトでもいいかも。茨城トークもワクワクしますね」
N「枠といえばね、自分は枠の中にいるのが心地良い性格だとずっと思っていたんですが、最近、実は枠の中にいるのが苦手だということに気がついたんですよ」
H「今すでにワクから枠にジャンプしてましたね(笑)公務員の世界というと規則や行程が整っている分、官僚的だったり縛りが多かったりで枠ががっちりしたイメージですが」
N「私自身、ずっと違和感がなく働いてきたのですが、友達から『公務員らしくないね』とたびたび言われたので何でかなとずっと思っていたんです」
H「なにか気づいたきっかけがあったんですか?」
N「GEWELの理事をするために、職場へ複業申請をしたことなんです。今まで複業は絶対できないと思っていたんですが、GEWELの話がきたときに人事部門に確認したら条件をクリアしたらできることが分かって。でもこの制度を使用している人はほとんどいなく稀有な存在であることもわかりました」
H「勇気のある決断だったんですね」
N「やりたい!とは思ったので尊敬している昔の上司に相談したんです。そうしたら『あなたの性格だったらやったほうがいい』と背中を押されました」
H「枠を少し外れるとき、そういう存在はありがたいですね」
N「公務員人生を思い返してみると壁にぶつかることも多かったんです。たとえば物事を進めるのに会議のための会議があって、もっとこうしたら効率がいいのにと思ったり…」
H「枠の壁もコンクリートのように堅そうですね!」
N「GEWELの仕事を始めてみると『公務員でない私』に気づいたんですよ。枠がないことで私はこんなに自由にいられるんだ、堅い枠に閉じこめられなくてもいいんだって」
H「GEWELは枠がないですか?」
N「そう聞かれてみると…確かにGEWELにも枠がありますね。ただGEWELの枠は柔軟性があって、壁にぶつかってもその壁を押したらぐーっと伸縮して広がっていく感覚を受けます」
H「その表現、とても的を得てますね!!GEWELの枠はシリコン製かゴム製かもしれませんね」
N「変化を恐れず七変化していける枠が今の時代は必要な気がします」
H「本当にそうですね。私はすべて枠を外して『はい、自由にしてどうぞ』って言われると、かえって混乱してしまうこともあります。がんじがらめでない枠がひとつあることも心地良いというか」
N「それは大いにありますね。どこかまだ保守的なのかもしれませんが」
H「公務員の仕事もGEWELの仕事もで、忙しくないですか?」
N「新しい発見が多く充実していますが、正直、ときどき干からびそうになります(笑)そういう時は仕事帰りにお気に入りのカフェに立ち寄って、一人でゆっくり読書してから帰宅するようにしています」
H「自分だけの殻?枠?に閉じこもる時間もとても大切ですよね!」