共生社会の未来に向けて 〜性の多様性・LGBTの課題から読み解く レポート

2019年2月20日、D&I交流会「共生社会の未来に向けて 〜性の多様性・LGBTの課題から読み解く」が開催されました。

この交流会は、前年夏のGEWELの交流会で出会った2人のコラボレーション企画として準備が進められ、実現しました。

メインスピーカーの五十嵐ゆり(NPO法人Rainbow Soup代表・レインボーノッツ合同会社代表,NPO法人GEWEL正会員)が普段、企業向けに提供しているLGBT研修内容の紹介をベースに、川﨑(NPO法人GEWEL正会員)がコメントをはさみながら交流会を進めます。

最初に何名かの参加者の方から、参加の目的や動機をお話してもらいました。参加者もスピーカーも、今回の交流会テーマに関連して何かモヤモヤしているものを抱えているようです。

LGBTに限らず、「当事者」と括り話をすることで、当事者として語られる側(多くの場合、こちらが少数者)とそれ以外で線が引かれているような感覚が生まれやすくなる。そうなると誰もが「自分ごと」として考え、行動することが難しくなってしまうのではないか。

そのほか、接客や職場内での性の多様性への対応のあり方、性的少数者が抱えやすい困難、日本の法律や戸籍制度、日本の文化背景による影響、調査結果を参照しながらジェンダーギャップやジェネレーションギャップに関する考察、だれでもトイレのつかい方など、共生社会の未来に向けて多様な視点で、多様な問題・課題意識が話題としてあがりました。

最後に、参加者の方々に交流会の進行途中にメモしておいてもらった付箋紙を壁に貼ってもらい、たくさんの気づきや疑問をシェアしました。

スピーカーも参加者も、この場に集まった人たちそれぞれが思考を深め、次の行動のヒントを得られる交流会になったのではないかと感じています。

川﨑昌(NPO法人GEWEL正会員)

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