女性の健康を促進する「一般社団法人シンクパール5周年の活動報告会」に、代表理事の村松邦子が参加しました。
報告会には、国会議員、関連省庁の担当者、NPO関係者、医師や研究者、男女の大学生インターン、振袖姿のミス日本酒達等、年代・職業ともに幅広く多様性に富んだメンバーが参加されていました。
前半は、プロジェクトや各関係者のプレゼンテーション。顧問で、超党派乳がん子宮頸がん健診促進議員連盟会長の野田聖子議員からは「当事者だけによる取り組みには拡がりがない。無関心な人達が、身近な人のためにという想いを持って取り組むことが必要だ」との挨拶の通り、多様な背景の人たちが集まり、情報を共有しました。
代表理事の村松からは、GEWELの紹介や理念と「女性の健康推進イニシアティブ」プロジェクトへの想いについてお話させていただきました。GEWELの「W」は、Wellbeing をあらわしており、大切にしていることの1つだと紹介した上で、働き過ぎにより健康を損ねていく多くの女性を見てきたと話し、「次世代に元気で幸せな日本をわたせるよう、シンクパールさんと共に支援をしていきたい」とプロジェクト参画への想いを表明しました。
後半は、外務省・経済産業省・厚生労働省の担当者から、女性の健康についての取り組み概要をご説明いただきました。女性の活躍の場が広がる事は嬉しいことですが、多忙のため自分の身体のケアが後回しになりがちです。
ハードワークで健康を害したり、早期発見できれば早期に回復できる疾患にも関わらず発見が遅れたために回復困難に陥ってしまったり。一度、大きく健康を害してしまうと、人生の基盤そのものが揺らいでしまいかねません。
また、がん=死ではない時代にもかかわらず、治療との両立に対する正しい知識がないことによって、離職・解雇してしまい、能力のある人材の活躍機会が失われていくのは非常にもったいないことです。
そうした状況に歯止めをかけ、心身ともに健康を維持しながら働き続けられる社会を実現するためには、自分自身が健康の維持管理に対する知識を持ち、行動することはもちろん、健康の維持向上に対して、高い優先順位を持った暮らしの重要性を、職場の全構成員が理解している事も欠かせません。
GEWELでは、「多様な個性をもつ一人ひとりが、自分らしさを発揮し、違いを活かして成長しあえる社会」を目指して活動しています。シンクパールさんとタッグを組んで、働く女性のWellbeing をサポートしていきます。
( GEWEL賛助会員 宮田祐子)