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日経新聞 Nippon ビジネス戦記 「海外支援宣伝力を磨こう」

2013/11/01
海外支援宣伝力を磨こう
サンジ―ヴ・スィンハ

この10月、外務省からの依頼を受けてインドへ飛び、インドエ科大が2008年に新設した「ハイデラバード校」を訪ねた。外務省と国際協力機構(JICA)は研究者の交流、施設整備などの面で当校を支援している。私の役割は、インドエ科大の卒業生という立場で、学生たちに日本の技術力などをアピールし、日本で働くことに関心を持ってもらうことだった。

今春、中小企業のインド進出支援をテーマにしたJICAの発表会に参加した際、JICAが長年、様々な仕組みで新興国を支援していることを知った。日本銀行は国内の金融機関を通じた海外向けの低利融資を強化しているし、国際協力銀行は、海外で日本の機械を購入する場合の低利融資を始めた。東京都はアジアヘッドクォーター特区をつくり、税優遇による外国企業誘致を進めている。

日本の政府機関や自治体などがこれらの仕組みをつくり、日本のグローバル化を支えようとしている。そこで、今問われているのはこうした仕組みの宣伝力だろう。残念ながら、いまだに海外で、特に私の母国インドでは、日本の政府機関などの取り組みが十分知られているとはいえない。日本が「謙虚な国」であることが大きいが、短期的にはまだ日本の国内市場に軸足を置き、不得意な分野についてはグローバル化のリスクを避けているように思える。

しかし、日本にとってグローバル化は避けて通れない課題。それを支える政府機関などの役割は大きい。様々な仕組みをつくることに加えて、宣伝力も必要だ。海外でのマーケティング力が必要なのはく企業だけではない。
(サン。アンド°サンズグループ代表)