第1回 GEWEL 気ままにダイバーシティ・トーク

GEWEL 気ままにダイバーシティ・トークは、担当が気になるゲストをお招きして一緒に身近なダイバーシティについてカジュアルに話し合うための時間です。

今回はゲストより「隣人の多様性」、担当からは「平均と多様性」をテーマにして、それぞれ考えてみたいと思います。
参加者の皆さんが「自分事」として多様性について考え、自由に語り、新たな気付きや視点が芽生えるきっかけの場になればと考えています。

今回のゲストは、第14回小説現代長編新人賞受賞作『隣人X』の著者であり、現在はフランスに在住するパリュスあや子さんです。
好きなコトを求めるうちに「平均的」な人生のレールから外れていたと語るあや子さんの著書『隣人X』 には、著者が人生の紆余曲折で感じてきたことや、実際に経験したことが反映されていて、直ぐそこにある日常生活の多様性と、現代の社会が抱える問題が巧みに描写されています。
当日は、あや子さんがパリで暮らすようになって感じたダイバーシティの現状などもお聞きしながら、日常生活にある多様性について参加者のみなさまと一緒に考えてみたいと思います。

『隣人X』の概要
この小説には三人の女性と、「惑星X」からの難民が登場します。
「惑星難民X」は対象とする生物をスキャンし、その姿を完璧に再現する擬態能力を持つ。人類の思考をコピーし平均的で平凡な人間に姿を変え、世界中で人間に紛れ込んで暮らしています。惑星難民Xが平均的で目立たない人間に姿を変える理由は、「人間は自分たちとは異なる存在を忌み嫌う」と知っているから。
大学院を出ながら新卒派遣として大手企業に勤務する土留紗央、就職氷河期世代でコンビニと宝くじ売り場のかけもちバイトで暮らす柏木良子、来日二年目で大学進学を目指すベトナム人留学生グエン・チ―・リエン。
境遇の異なる3人は、惑星難民受け入れが発表される社会で、ゆるやかに交差していきます。

※書籍のプロモーションが目的ではありませんので、書籍を持っていなくても、読んでいなくても大丈夫です、お気軽にご参加ください。

<開催概要>
日 時:2020年11月14日(土)19:00〜21:00
方 法:オンライン
ゲスト:パリュス あや子(作家)
参加費:無料
定 員:16名
対 象:一般、GEWEL会員(個人会員・法人会員)
主 催:NPO法人 GEWEL
申込み:こちら https://peatix.com/event/1677919/
お問合せは、contact@gewel.org(NPO法人GEWEL事務局)までご連絡ください。

<ゲストプロフィール>
パリュス あや子
神奈川県生まれ。フランス在住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科に進学、脚本を専攻。「山口文子」名義で映画『ずぶぬれて犬ころ』の脚本担当、歌集『その言葉は減価償却されました』上梓。2019年『隣人X』(受賞時タイトル「惑星難民X」)で第14回小説現代長編新人賞を受賞し、作家としてデビュー。

 

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