GEWELとわたし(小崎なるみ)

NPO法人GEWELは2003年の設立以降、ダイバーシティ&インクルージョンを中心に、多くのひとに影響を与えてきました。GEWELと関わったことをきっかけに、新しい何かを起こしてきた「コトおこし」の例を紹介していきます。

File10:小崎なるみ(オザキナルミ)

外資系流通業
マネージメント本部マーケティング&コミュニケーション部 部長

Q: あなたを掛け算で表現すると?
チャレンジ x グローバル x リーダーシップ

化学分野を専門とした大学での学びを終え、
バブル崩壊直後の就職氷河期に企業での研究員としてのキャリアがスタートしました。毎日、コツコツと1人研究に没頭していたのが思い出されます。 あの頃にキャリアプランを描く事や社内外の先輩方にメンタリングを受けたりする事が出来ていたら、今とはまた違うキャリアを築いていたかもしれません。 当時、英語も全く喋れなかった私がその後にグローバル関連の仕事に就くことになったのは、何と研究員時代のヒマ潰しがきっかけとも言えます。 仕事も定時で終了し、移り住んだ街は新しく駅が出来たばかりで遊ぶ場所もなく、古くからの友人は近くにはいない…そんな暇を学生時代の大不得意学科である英語克服に使ってみようとチャレンジし始めました。 英会話スクールにハマった私は、会社を辞め、海外留学にチャレンジする無謀な判断をします。以前の会社役員には、「その歳で遊びで留学なんてするもんじゃない。やるなら仕事で使う気合いで行かなきゃダメだ」と言われたのをよく覚えています。 2年間カナダで過ごした後は、日本に帰国し、新しいチャレンジとして業界違いのグローバル流通業界(現職)に転職しました。英語を使いたかったのと流通業界で決定権がある業務遂行に憧れていたからです。
今の企業に就いてからは、有り難い事に新キャリアの分野でしたが英語力も買われ、順調に入社5年で4階級昇進となりました。
この昇進後からが本当のチャレンジになっています。リーダーシップの難しさに直面する事になったからです。
リーダーシップとは何なのか、リーダーはどうすべきで、どうチームを導き、どう最強チームにするのか…と、ずっと考えて責任感で身動きが取れなくなっていた頃、GEWEL に出会い色々な新たなチャレンジを迎える事になるのです。

 

Q: GEWEL との出会い
偶然だけど必然的な出会い

あれは2016年の春先だったと思います。
「世界の女性リーダーに学ぶ」そんなGEWEL のイベント名称に惹かれて飛び込みで参加したのが、始まりでした。今となっては、どうやってこのイベント開催を知ったのかは分かりませんが、参加する事が出来て本当に良かったと思っています。
参加した当時、私は管理職に着いたばかりで、年上ベテラン勢を率いなければいけない真っ最中でした。毎日の業務で対面する事にどんどんと自信を失い、どう立ち回れば良いのか、さっぱり分からなくなってしまっていた時でした。
ですから、世界で活躍する女性リーダーのケーススタディーでも吸収することが出来れば、私のちっぽけな悩みなんか即座に消えてしまうに違いない!と思ったわけです。
実際のイベントでは、主催側も参加者の皆さんも柔らかいタッチの会話が中心で、「女性リーダーから学ぶ」というメラメラとしたパワーの感じはなかったのが印象的でした。
こんな温和な感じの人達が、失礼ながらリーダー職を語りたいと思っているのかと頭の中では?マークが沢山出ていたのを覚えています。もっとギラギラしているのかと思っていたのでなんだか拍子抜けした感じでした。後にそれが私が成長を阻害する考え方であると気づくのですが…
このイベントを機にその後もGEWELの多様なイベントに参加する様になりました。その理由は、ダイバーシティという言葉自体に馴染みがなかった私には、GEWEL で感じた自分の凝り固まった浅い考えとのギャップに成長出来る芽を生む事が出来ると感じたからでした。

Q. 具体的な転機やその後に訪れた変化は?
質が高いチャレンジの嵐

GEWEL に関わり始め、とにかく志しが高い
メンバーとの繋がりが爆発的に増えました。年齢層も広く、バックグランドも考え方も違う多くの人と交流出来た事がリーダーシップスタイルに対しても考え方が変わっていきました。

仕事中心から、外部と関わりを広げる事で、次々と舞い降りる新しいチャレンジを通して、多種の経験をしていきました。

海外で毎年開催されている国際女性リーダーサミットの東京開催をサポートする機会やGEWEL からの紹介でアジアの女性事業家をメンタリングする機会。また、リーダーシッププログラムで出会ったトレイナーと一緒に海外の小学校をサポートしたり、地方でのリーダーシップの研修で登壇したりと思ってもいなかった広がりが、自身の仕事での頑張りのエネルギーになっていきました。

そして「自分に厳しく、部下にもとても厳しい。」という恐ろしいリーダーシップスタイルだった私は、だんだんと考え方が変わっていくのです。未だ未だ、出来上がらない私のスタイルですが、なりたいリーダー像がクリアになっているのは、ちょっとした成長だと思っています。

Q. 今どんなコトを起こしていますか?
出会いを有効化するチャレンジ

ここ数年で沢山の人々と繋がる事が出来ました。
真のリーダーシップには、きっと人の強みを活かして繋げる事にあるのかもしれません。

私のリーダーシップ追究は未だ未だ道半ばかもしれませんが、職場から離れた部分での繋がりを引き合わせる事にチャレンジしています。

この繋げて有効化するチャレンジは、色々なところでチャンスがあるのですが、個人的にはとても楽しい作業になっています。

具体的には、ある海外の小学校をサポートする事と地元活性化を考えている生産者、私のスキルを合わせた掛け算をプランしています。

Q. これから起こしたいコトは?
将来なんて分からない

1つだけ変わってきたのは、「学び」から「共有」へ意識が変わってきたかもしれません。年齢的な事かもしれませんが、自身でも自己改革より経験のシェアの方が、世の中には役立つかなぁと思っています。
あと15年もすればサラリーマン生活は卒業です。そんな時期ですが、本当にやりたい事は何なのかと問われたら、まだ分からないと答えます。今も昔も将来はノープランの私は、クリアに将来設計することが実は苦手です。
その代わりに新しいチャレンジに対して、あまり抵抗はありません。ですので、新しい出会いと新しいチャレンジに飛びついて楽しむ事をこれからも続いていくでしょう。

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